「リポビタン Presents 伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」 第4期生オーディション開催&メンバー決定

2025813日、14日の2日間、大阪・江坂テニスセンターにて「リポビタン Presents 伊達公子×YONEX PROJECT Go for the GRAND SLAM~」の第4期生オーディションが開催されました。

伊達公子さんとヨネックスが生涯契約を締結したことを契機に、20194月に立ち上げたこのプロジェクトは、公益財団法人日本テニス協会と、同協会を通じて大正製薬株式会社のサポートが加わり、約6年が経過しました。伊達さんは、「3期生までの経験を通して“日本の女子テニスを強くする”という目的達成に必要なことが、より明確になってきています」と語ります。

オーディションには全国各地からグランドスラム出場、そしてプロを目指すジュニアプレーヤー16名が参加し、試合形式での実技審査やフィジカルテスト&チェックのほか、自らの強みや将来のビジョンを語るセルフスピーチも行われました。

今回初めて取り入れたスピーチでは、一番手での発表を立候補する姿も見られ、多くのコーチ陣を前に、緊張しつつも自分の言葉で語る選手たちの熱意が感じられるものとなりました。

オーディションを終え伊達さんは「参加してくれた16名全員の“強くなりたい”という熱い思いがひしひしと伝わってきました」と語りました。

「今回は、限られた時間の中で選手の潜在能力や緊張感の中での実力を見極めるため、試合形式での審査を重視しました。特に2日目の試合は、選手たちの真剣な姿勢が際立ち、ポテンシャルを深く理解する良い機会となりました。また、今回は初めてセルフスピーチを取り入れ、テニスにおける思考力や表現力の重要性も評価の対象としました。テニスは『頭を使うスポーツ』であり、オンコートでの技術だけでなく、オフコートで言語化する能力や思考力も、勝利につながる重要な要素だと考えています」

さらに、「全員を選びたいという気持ちと、選抜しなければならない心苦しさの両方を感じています」と選考においての葛藤を打ち明けました。選考時間も長時間に及ぶなか、プロジェクト&JTA派遣コーチとトレーナーによる協議の結果、以下の選手が4期生として選抜されました。

 

■吉川汐里(ヨシカワシオリ/小学6年生)

■小菅空(コスガソラ/中学1年生)

■浦田夏帆(ウラタカホ/中学1年生)

■宮本珠莉愛(ミヤモトジュリア/中学1年生)

■石田友羅(イシダユラ/中学2年生)

■色川渚月(イロカワナツキ/中学3年生)

■鈴木美波(スズキミナミ/中学3年生)

■梅田巴花(ウメダトモカ/中学2年生)※3期より継続

 

参加したジュニア選手たちは、高い意気込みと素晴らしいパフォーマンスを見せ、非常に内容の濃いオーディションとなりました。伊達さんは「選ばれた選手たちは熱意と覚悟を持って、このプロジェクトに臨んでほしいと思います。そして、日本女子テニス全体を強くしていきたいという思いが私には変わらずありますので、選ばれなかった選手たちも貪欲にプロを目指すことを願っています」とエールを送りました。

4期生は2年をかけ、強化キャンプ、ITFジュニア大会に出場して実戦経験を積み、グランドスラムジュニア出場を目指します。未来のトッププレーヤーを目指す彼女たちの今後の活躍が期待されます。

 

写真/ヨネックス

keyboard_arrow_up