
「日本の女子テニスを強くする」という目的のもと、立ち上げられた『リポビタン Presents KIMIKO. DATE×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~』は、公益財団法人日本テニス協会と大正製薬株式会社(リポビタン)の協力を得て活動しています。
この度、8月のオーディションで選抜された第4期生8名の第1回キャンプが、2025年12月10日(水)から12日(金)の3日間、新潟県・ヨネックス パフォーマンス イノベーションセンターにて開催されました。
フィジカルにおける第1回キャンプの目的は、まず選手たちの現状を把握し、今後のキャンプで取り組むべき課題を見定めることでした。テーマとして掲げた「しぶとく攻撃する」に基づき、基本的なフットワークやテニス中の切り替えなどの指導に焦点を当てました。館崎雅治トレーナーは、スプリント(5m、20m)や垂直跳びなどの測定を実施し、選手たちの記録がオーディション時よりも向上していることが確認されました。これは選手たちが「意識的にトレーニングに取り組んだ成果」だと評価しています。


さらに川田真琴トレーナー(R-body project)は、基本的な動きの理解を深める座学からスタートしました。パフォーマンス向上に必要な「身体の使い方」を理解してもらい、「コーチに言われたから」行うのではなく、選手本人の内的動機付けを高める必要性を強調しました。今後はさらにバリエーション豊かなトレーニングを導入し、「『できない』という経験を通じて選手たちに考えさせ、次のステージに進ませること」を目標としています。
また、プロジェクトの大きなテーマであるグランドスラムジュニアへ出場するために必要な「パスウェイ」について中山芳徳コーチより講義がありました。今後、選手たちは自分なりのプランを考え、現状との擦り合わせを行いつつ、一つのゴールを目指します。

オンコートでは「しぶとく攻撃する」というテーマに基づき、この年代に必要な技術的要素に焦点を当てたプログラムを実施しました。今回は強度を上げすぎず、ニュートラルラリーの質を上げるために必要な技術的な側面を学び、特にドロップショットやボレーなど、普段の練習ではあまり取り組めない技術に時間を割きました。


伊達さんは「若い年齢でボレーを習得することは、将来のプロ選手としての成功につながる」と自身の経験から重要性を指摘しています。
さらには、ヨネックス パフォーマンス イノベーションセンターで行う一番のメリットである各種の測定機器を用いてデータを集約。ジュニア時代からスムーズなサービスフォームを習得するために各個人の課題を明確化しました。

4期生は、年齢によって上の4名(中2、中3)と、下の4名(小6、中1)に分けることができ、上のグループは「引き上げ」、下のグループは「基本を学ぶ」という異なるアプローチで指導を進められたことにおいて、伊達さんは、「8人を選んで良かったなと。課題を明確化して取り組めた」と、良い感触を掴んだ様子。 「求めるもの、伝え方も少しずつ違うので、私にとっても新しい気づきがあった」といいます。
キャンプ期間中の3日間においてもプロジェクト生たちの動きに変化と成長が見られました。来年2月には沖縄で5日間のキャンプが予定されており、伊達さんも「より本格的な追い込みが可能になる」と期待を寄せました。

キャンプとITFジュニア大会参戦を通じて、グランドスラムジュニア出場を目指す4期生の今後にご期待ください。
【キャンプ概要】
日程:2025年12月10日(水)〜12日(金)3日間
場所:新潟県・ヨネックス パフォーマンス イノベーションセンター
講師:プロジェクトから伊達公子、石井弥起、近藤大生、川田真琴(R-body project)
公益財団法人日本テニス協会から土橋登志久、中山芳徳、館崎雅治
参加選手4期生:吉川汐里(小6)、浦田夏帆(中1、)小菅空(中1)、宮本珠莉愛(中1)、梅田巴花(中2)、石田友羅(中2)、色川渚月(中3)、鈴木美波(中3)
写真提供:ヨネックス