「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」
2期生第8回キャンプと卒業セレモニーを開催

元世界4位で日本テニス界のレジェンドである伊達公子とヨネックスが、ともに取り組む女子トップジュニア育成プログラム「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」の2期生第8回キャンプが、4月11日〜12日、東京都・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)にて開催されました。また、2日間の合宿を終えた後は、会場を東京都・北とぴあに移し、卒業セレモニーを開催しました。

キャンプでは2年間の集大成ともいえる「完全なる自立」をテーマに、参加した選手たち全員が総当たり戦で試合を行いました。

これまでのキャンプやホームコートで積み上げた「しぶとさ」や「前に出てポイントを決める」などを駆使し、自分の意図したプレーをしようとすること、そしてその形でポイントを獲得する確率を上げることを目的としました。

公式試合と同じように、ウォームアップをした後は、自分なりのルーティンで試合に入りました。このルーティンに関してもプロジェクトで行ったことの一つです。

試合は伊達が「私が望んでいたとおり、というか望んでいた以上になって、すごく見応えのある試合になりました」と語るように、初日は全てフルセットに。2日目も熱戦となりました。

 


石井心菜

 

キャンプの締めくくりは「5年後の自分」をテーマにディスカッションを行いました。大学への道、プロを目指しWTAランキングを上げる道筋など、コーチを含めて話し合い、より具体的で明確なものとしました。

卒業セレモニーでは、協賛各社より選手たちに花束が送られ、選手が自分たちで作成したお礼のメッセージビデオが流されました。

また、代表して添田栞菜から「良いことだけでなく、悔しいことや大変なことからも多くのことを学び経験し、成長につなげることができました。まだまだ経験や実績もありませんが、目標は明確に決まっているので、これからの毎日を大切に、努力を重ね、目標を達成できるように頑張ります」と、お礼の言葉がありました。

最後に伊達から「色々なことがあったと改めて感じました。みんなそれぞれの成長が見られた2年間でしたが、今日を最後にプロジェクトから独り立ちしなければいけなくなりました。厳しいトレーニングで、もうワンプッシュしたことは、無駄にならない時が必ず来ます。他にも色々なことをたくさんインプットしましたが、今までやったことを続けて、頑張ってほしい。私たちを本当に超えていってほしいと思ってやってきているので、みんなはその心を忘れずに、もっと強くなってください」と涙も見せつつ、ジュニアへのメッセージとしました。


伊達公子

 

2期生は1期生より4名多い、8名でのキャンプとなりました。木下晴結がグランドスラムジュニア本戦出場、全豪ジュニアではダブルスで準優勝に輝いています。また、添田は全豪ジュニアの予選に出場し、キャンプ設立からの目標であるグランドスラムへの出場は果たされました。

5日間の沖縄キャンプも実施され、選手たちは心身ともに大きく成長しました。卒業という新しいスタートを切った2期生のこれからに期待しています。

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