「やり遂げる!」をテーマに5日間のキャンプを開催!「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」3期生第2回キャンプ

元世界4位で日本テニス界のレジェンドである伊達公子とヨネックスが、ともに取り組む女子トップジュニア育成プログラム「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」の3期生第2回キャンプが、2月17日〜20日、沖縄県・豊崎海浜公園テニスコートにて開催されました。

 

寒い2月に温暖な気候の元で集中してテニスに取り組むために、2022年より始まった沖縄キャンプは、今回で3回目を迎えました。選手たちはセミナー、体作り、そしてオンコート練習という内容で5日間、徹底した指導を受け、今後の自分のテニスのために何をしていくべきかを明確にした形となりました。

また、進路の影響により、小坂莉來、山本晄がプロジェクトを離れ、岩佐心優と、梅田巴花が加わり、今回6人のメンバーが初めて揃ってのキャンプとなります。

セミナーでは選手それぞれの目標と、たどり着くためのパスウェイを発表し、伊達、中山芳徳(日本テニス協会派遣)らにアドバイスを仰ぎました。どの大会に出場し、どのようにポイントを獲得していくのかを計画し、必要な努力をしていくこと。そしてトライ&エラーを繰り返しながら修正していくことの大切さをプロジェクトメンバー全員で共有しました。

 

体作りについては、川田真琴トレーナー(R-body project)と館崎雅治トレーナー(日本テニス協会派遣)によって、基本のウォームアップ、体幹トレーニング、そして不安定な負荷のある中で、障害物を越えていくなど、様々なアジリティトレーニングを行いました。また、成長期にある選手たちにとって重要なストレッチを丹念に行うなど、その重要性を体感させます。

「やり遂げる!」をテーマにした今回のキャンプでは、セカンドサービスの重要性を座学で説きつつ、細かいスキルのチェックを毎日行い、前回のキャンプから継続しているネットアプローチ、そしてダブルスの練習などを実践しました。

 

伊達の指揮のもと、プロジェクトから森上亜希子、石井弥起、近藤大生、日本テニス協会から植田実、土橋登志久、坂井利彰、中山芳徳、渡邉隼、手塚玲美といった豪華なコーチ陣から常にアドバイスが得られる環境によって、ジュニアの意識の高まりも見られ、積極的に質問する姿や、うまくいかないところを自主的に練習する姿も見られました。

 

さらに、フィジカルと技術の連動性や、ビーチでのトレーニングなども取り入れており、プロジェクト全体としても進化しております。

 

5日間のキャンプを終え、伊達は「今年はお天気に恵まれ、安定した日差しの元、考えていたことがしっかりこなせた5日間になったと思います。これまでそれぞれのプレーを見てきて取り組むべきところ、それが世界でも大切になってくるということを伝えられたと思いますし、フィジカルと技術を連動させる部分など、思い描いたことができました」と、充実した表情を見せます。

また、今回から加入した2選手(岩佐、梅田)に関しては「最初は緊張していた様子でしたが、3日目くらいから慣れてきて、6人のいい一体感が出てきました。まだまだ子どもらしさもありつつ、それぞれがいいポテンシャルを持っています。今回のキャンプを通して、世界を目指すという意識を持ってもらえたのではないでしょうか」と手応えを感じたようです。

さらに「この春から高校生になる選手もいますが、グランドスラムジュニアを目指すパスウェイという目標を立てているので、そのためにやるべきことをしっかりできるのか、キャンプでスキルを上げるだけでなく、自分で描いたものに対して突き進んでいけるかということを見ていきたいと思います」とプロジェクトメンバー全員に対して日々の取り組みへの期待を寄せました。


今後は、プロジェクト初となる、ITFジュニアの海外遠征も予定しており、グランドスラムジュニアへの道を歩んでいける環境を創出していく予定です。ホームコートにてできることを継続し、心身ともに成長していくことを期待します。

 

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