「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」
2期生第6回キャンプを開催

元世界4位で日本テニス界のレジェンドである伊達公子とヨネックスが、ともに取り組む女子トップジュニア育成プログラム「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」の2期生第6回キャンプが、9月20日〜21日、神奈川県・荏原湘南スポーツセンター(SSC)にて開催されました。

 

6月のキャンプを経てグランドスラムジュニアを目指すために具体的な計画を立てた選手たち。木下晴結は全米オープンジュニアに、他の選手は全日本ジュニア選手権に出場しており、そこでの収穫や課題を持ちつつのキャンプ参加となりました。

 

今回のテーマは「タフさ!」。

伊達公子と、日本テニス協会派遣の中山芳徳コーチが、セミナーにてテーマと具体的な内容を解説します。さらに高いステージで戦うためには、調子の良し悪しだけでなく、勝つための思考や習慣を身につけ、自分のテニスのスタイルを確立させる技術や戦略を学ぶ必要があると説きます。

 

川田真琴トレーナー(R-body project)と館崎雅治トレーナー(日本テニス協会派遣)による体作りもテーマに則っており、体幹の強化や股関節の柔軟性を高めるメニューや、クイックネス、アジリティにメディシンボールのスローイングを取り入れ、ラリーからの切り返しをイメージしたトレーニング等を行いました。

 

ダブルスの動きや流れの実戦練習では、プロジェクトの浅越しのぶ、石井弥起、近藤大生コーチと、JTA派遣の植田実、土橋登志久、中山芳徳、手塚玲美、渡邉隼コーチらが、ゲーム毎に、場合によってはポイント間に気づいたことをアドバイスします。

 

シングルスではゲーム中、これまでの流れに関係なく、伊達が掲示したスコアからポイントを始めるというユニークな練習も展開。突然優勢が劣勢に、劣勢が優勢にもなる中、トライし続けることができるか、試されるものとなりました。

 

「タフさというテーマを掲げた今回のキャンプですが、夏の試合を見てきて、普段の練習と試合ではできることが変わってくる中、いいところも含め、もっと技術的、メンタル的なしつこさが必要だと思いました」と、テーマについて語る伊達。2日間で完全に身に付くまで至らないまでも、繰り返し続けていくことによって「いずれその大切さがわかる時がくる」と、継続の重要性を伝えました。

 

ダウンザラインへの切り返しや、サービス、リターンといった、自分からの展開や、1本目の大切さを認識しつつ繰り広げられた今回のキャンプ。この秋、プロジェクトのジュニアたちは、各々海外の大会等に挑戦し、さらなる飛躍を目指します。

keyboard_arrow_up