「リポビタン国際ジュニア in 愛媛 Supported by KIMIKO DATE×YONEX PROJECT」が、12月6日(水)、愛媛県総合運動公園にてスタートしました。この大会は、グランドスラムジュニア出場を目指す選手を育成する「伊達公子×YONEX PROJECT」の活動の一つであり、今年で4年目を迎えました。
本戦初日は前日の雨により開始が2時間半ほど遅れましたが、男女シングルス32試合が行われ、熱戦が数多く繰り広げられました。
男子は予選を上がった永嶋煌が、第1シードのジョー・シャオフェン(チャイニーズタイペイ)をストレートで下し、2回戦へ進出しました。永嶋は「自分は挑戦者のつもりで戦ったので、相手の方がプレッシャーがあったと思います。第1シードを倒したので、もっと勝ち上がりたいし、いけると思う」と自信を見せました。
永嶋煌
女子は第1シードの稲場らんが、同じ相生学院の先輩、池戸悠希子と対戦し、フルセットに及ぶ白熱した戦いを見せました。「お互い何をしてくるのかわかっていたのでやりにくさはあった」という稲場は、第1セットを先行しますが、第2セットをタイブレークで落とし、第1セットも0-3の窮地に立たされます。しかし、「少し気持ちで引いてしまったところがあったので、1球でも多く返していこうと思いました」と、ラリー戦を制し、6-4,6-7(5),6-4で勝利を挙げました。
「目標は単複優勝です」という稲場。ダブルスのパートナーはこの日戦った池戸です。
稲場らん
今大会は、13歳から18歳までのジュニアカテゴリーの選手が出場できる国際大会です。グレードとしてはJ30という最下部の大会ですが、世界を目指すためのファーストステップとして位置づけられており、今大会の創設には“一人でも多くの選手にチャンスを与えたい”という、大会ゼネラルプロデューサー伊達公子の思いが背景にあります。
今大会を足がかりに、高みを目指す選手が多く誕生してくれることを期待します。
大会は12 月10日(日)に男女シングルス、ダブルスの決勝が行われる予定です。