「岐阜国際ジュニアテニストーナメント2023 Supported by KIMIKO DATE × YONEX PROJECT」(11月29日~12月3日/岐阜メモリアルセンター)」は3日、男女シングルス決勝、男女ダブルス決勝を行い、無事閉幕しました。
男子シングルスは、第1シードのコ・ミンホ(韓国)が、同じく韓国のファン・ヒョウォンに6-4 6-4のストレートで勝利し、ITFジュニア4勝目を挙げました。前日の準決勝で島笙太と3時間22分の試合を制し、決勝へ進出したコは、ファンの攻撃的なストローク戦に時には粘り強さで応戦し、時にはドロップショット等、巧みなショットで足を止めるなど、引き出しの多さを見せつけました。
「昨日の試合で疲れていたけど、決勝だったのでとにかくファイトした」というコは、「日本の大会で勝ててとても嬉しいです」と笑顔で語りました。
コ・ミンホ(左)ファン・ヒョウォン(右)
女子シングルスは、第2シードの上野梨咲と、第6シードのチェ・ソユン(韓国)が対戦しました。上野は2-5と相手にリードされたところから挽回し、タイブレークで第1セットを制します。スタミナやメンタルで強みを見せていたチェの落ち込みは明らかでしたが、上野は「それに引きずられないように、冷静にいこうと思いました」と第2セットも6-2で取り切りました。
ITFジュニア初優勝を遂げた上野は、「素直に嬉しい」と喜ぶも「来週にはまた愛媛(松山)で大会があるので、しっかり準備をして臨みたいです」と気持ちを引き締めました。ちなみに上野はダブルスも制し2冠を獲得しています。
上野梨咲(左)チェ・ソユン(右)
今大会では、駒田唯衣、若菜蘭は13歳にしてベスト4へ進出しました。また、伊達公子×YONEX PROJECT3期生の小坂莉來がダブルスで優勝を果たしています。未来のテニスを担う選手たちの活躍が、今後も期待されます。
■男子シングルス
コ・ミンホ(韓国)[1] 6-4 6-4 ファン・ヒョウォン(韓国)
■女子シングルス
上野梨咲 [2] 7-6(2) 6-2 チェ・ソユン(韓国)[6]
■男子ダブルス
前田透空/杉本環6-0 6-4河田健太/奥出悠貴
■女子ダブルス
小坂莉來/上野梨咲6-3 6-0高田知穂/渡邉菜央
スポンサー各社、並びに岐阜県テニス協会をはじめ、多くの方々のご協力のもと、無事に開催することができました。来年も多くのジュニアたちの出場、そして活躍を期待しています。